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Live119・マイナ救急が本格始動!「感震ブレーカー」など、全員協議会で分かった消防の最新動向

7/16の消防組合議会全員協議会のポイントを5つにまとめました!

🧯到着4.16分の執念&最新映像通報

🥶隊員を守る「アイスバス」

🔌通電火災を防ぐ感震ブレーカー

🚑マイナ救急の挑戦

🏫学校防火対策

テクノロジーと現場主義で進化する最新動向をお届けします!


 

枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

2026年7月16日「第2回 枚方寝屋川消防組合議会 全員協議会」に出席しました。

今回は、この協議会資料から「これからの防災のあり方」を4つのポイントにまとめてお伝えします。

 

消防組合の安全・安心への5つの取り組み

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1. 到着まで「4.16分」の執念。テクノロジーが119番の常識を変える

「5分消防体制」を維持

消防車が通報を受けてから現場に到着するまで、どれくらいかかるか。

枚方寝屋川消防組合では、令和7年中の消防ポンプ車の現場到着平均時間は、4.16分。見事に「5分消防体制」を維持しています。 しかし、彼らは現状に甘んじていません。

 

最新デジタル技術「Live119(映像通報システム)」の本格導入

今回の全員協議会で大きな注目を集めたのが、最新デジタル技術「Live119(映像通報システム)」の本格導入です。これは、通報者のスマートフォンのカメラを通じて、現場のリアルタイム映像を指令センターや出動中の隊員と共有するシステム。言葉だけでは伝わりにくい火災や事故の状況を瞬時に視覚的に把握することで、より的確な指示や初期消火のサポートが可能になります 。

『Live119』は、スマートフォンを使って、現場の映像を消防職員へ送信できるサービスです。現場の映像を消防職員へ送信できるサービスです。……指令員が通報者に対して胸骨圧迫方法などを映像で送信することもできます。

1秒を争う現場において、「映像」という新しい目が加わるインパクトは計り知れません。

 

 

 

 

2. 「絶対に殉職者を出さない」——安全を守るための「アイスバス」と職員満足度80%超の秘密

「ヒートストレス対策事業(アイスバスの配備)」

消防活動の要は、結局のところ「人」です。しかし、近年の猛烈な酷暑は、防護衣をまとって活動する隊員たちに命に関わる負荷(ヒートストレス)を強いています。 今回の協議会で発表された令和8年度の運営方針では、「絶対に殉職者を出さない」という強い意志が示され、そのための極めて具体的な対策として「ヒートストレス対策事業(アイスバスの配備)」が盛り込まれました。

アイスバス:消防隊員熱中症対策

氷水を張った浴槽(アイスバス)で全身を急速冷却するこの取り組みは、過酷な災害現場で戦う隊員たちの命を守る最前線の武器となります。 また、こうした「現場ファースト」の姿勢は、組織全体への信頼にも直結しているようです。なんと、職員満足度は2年連続で80%以上を達成しています。

「本消防組合においては絶対に殉職者を出さないために必要な措置、酷暑などの影響によってますます過酷となる活動環境を改善するための必要な措置を講じる。」

隊員の安全が守られて初めて、市民の安全も守られる。この当たり前でありながら忘れがちな真理を、徹底的な具体策で体現している点は、他の行政組織にも大きなヒントとなるはずです。

 

3. 地震後の「第二の災害」を防ぐ!火災予防条例改正と「感震ブレーカー」の普及

東日本大震災における火災の過半数が、避難後の「通電火災」

大きな地震の際、本当に恐ろしいのは揺れそのものだけではありません。避難した後の「通電火災」をご存知でしょうか。

停電が復旧した際、倒れた電気ヒーターや傷ついた配線に再び電気が流れることで発生する火災。実は、東日本大震災における火災の過半数がこれが原因でした。

地震による転倒・停電・避難後の通電火災

この課題に対し、本消防組合は令和8年4月1日に火災予防条例を改正し、「感震ブレーカー」の普及促進に大きく舵を切りました。 感震ブレーカーは、震度5強以上の揺れを感知すると自動的に電気を遮断する、いわば「電気の盾」です。 全員協議会では、この感震ブレーカーの認知度向上や、11月の全庁的なキャンペーンによる普及促進が力強く語られました。身近な「電気」というリスクへの備えこそ、これからの自助の核心です。

感震ブレーカーの種類:分電盤・簡易・コンセントタイプ

 

4. 医療との超高速連携へ。救急車の逼迫に立ち向かう「マイナ救急」の挑戦

年々増加、令和6年には過去最多を記録した救急出動件数

年々増加し、令和6年には過去最多を記録した救急出動件数

過去10年間の救急出動件数推移グラフ
この逼迫する救急需要に立ち向かうため、令和8年度から新たに導入されるのが「マイナ救急事業」で、救急隊員が現場で「マイナ保険証」を活用し、タブレット端末から傷病者の病歴や処方薬の情報を正確に把握するシステム。 意識がない、あるいはパニックで正確な情報を伝えられない状況でも、迅速かつ正確な情報把握が可能になり、適切な搬送先病院の選定や、病院側での受け入れ準備スピードが劇的に向上します。

マイナ救急事業で情報共有し救急活動を支援

 

デジタルを活用した「スマート救急」が、私たちの街で本格的に始まります

「自分の病歴や飲んでいる薬を救急隊に正確に伝えることができる。……円滑な病院選定や適切な処置が実施できる」

限られた救急資源をいかに効率的に、そして確実に命に繋げるか。デジタルを活用した「スマート救急」が、いよいよ私たちの街で本格的に始まります。

 

 

 

 

5. 他都市の火災を教訓に:子どもたちの命を守る「学校の防火対策」

避難用の救助袋が設置されていたものの、正しく使用できず

東京都北区の小学校で、児童と教員合わせて11人が負傷する火災が発生

2026年6月19日、東京都北区の小学校で、児童と教員合わせて11人が負傷する火災が発生しました。音楽教室の準備室から出火したこの火災では、避難用の救助袋が設置されていたものの正しく使用できず、多くの児童たちが幅わずか80センチの庇(ひさし)へ避難を余儀なくされる緊迫した事態となりました。

この他都市での重大な事故を受け、枚方寝屋川消防組合ではすぐさま管内の学校の安全を守るための3つの緊急対応に乗り出しました。

 

消防組合が即座に実施した「3つのアクション」

  1. 緊急の注意喚起:管内のすべての小学校に対し、防火安全対策の徹底を求める喚起文を速やかに送付しました。
  2. 特命査察の実施:管内小学校に対して臨時の立ち入り検査(特命査察)を行い、避難経路や防火設備の安全性を直接確認しました。
  3. 「実践的」な避難訓練指導:学校の教職員に対し、火災発生時の適切な避難誘導に加え、避難器具(救助袋など)を実際に稼働させて使用する実演指導を行いました。

実際の「救助袋」を使った緊迫の訓練体験

学校に設置されている「救助袋」は、いざという時に迷わず使えなければ意味がありません。消防組合では、学校関係者が実際に器具を体験する実践的な訓練指導を進めています。

  • 禁野小学校(新築)での完成検査(2026年6月24日):新しく設置された「斜行式救助袋」の検査と実演を実施。斜めに滑り降りる斜行式救助袋は、地上でロープをしっかりと固定する必要があるため、「使用時は上と下の両方に人を配置する」といった具体的な運用体制の指導を行っています。

学校の斜行式救助袋設置と使用方法

これからの学校防災、3つの重点ポイント

東京都北区の小学校で、児童と教員合わせて11人が負傷する火災が発生

消防組合では、立ち入り検査や自衛消防訓練の機会を通じて、今後も以下の3点を主眼に徹底した助言と指導を行っていく方針です。大切な子どもたちが毎日安心して学べる環境を守るため、消防と教育現場が手を取り合った「ともにつくる防災」が、最前線で進められています。

  1. 出火防止の徹底:火気使用設備の適切な取扱いはもちろん、熱源や電気器具の周囲に燃えやすいものを置かないこと、日頃の清掃管理を徹底します。
  2. 確実な避難安全の確保:自動火災報知設備が鳴った際の初動対応(火点の確認や、在館者へのすばやい情報共有)に加え、火災状況に応じた的確な避難誘導、そして救助袋などの避難器具をすぐに使える体制を維持します。
  3. 適切な初期消火と「扉の閉鎖」:消火器や屋内消火栓の取扱方法に慣れておくことはもちろん、避難する際には「出火室の扉を閉めて煙と炎を閉じ込める」という極めて重要な基本動作を浸透させていきます。
 
 

一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

枚方寝屋川消防組合の基本理念は、「安全・安心を実感できるまち〜ともにつくる〜」です。

今回の全員協議会を紐解いて見えてきたのは、消防という組織が最新テクノロジーを駆使しながらも、その中心にある「現場の人間」や「市民一人ひとりの防災意識」を何よりも大切にしている姿でした。

消防がこれだけの変革を進める中、私たち市民一人ひとりの笑顔のために、どのように「安全なまち」をともにつくっていけるでしょうか。 まずは家庭での感震ブレーカーの検討や、住宅用火災警報器の交換(10年が目安です!)など、身近な一歩から始めてみませんか?

 

 

枚方寝屋川消防組合の訓練披露会(陸上の部)👨‍🚒🚒

東京都北区の小学校で、児童と教員合わせて11人が負傷する火災が発生

この日の午前は、枚方寝屋川消防組合の訓練披露会(陸上の部)に参加しました。

全国大会レベルの好タイムが続出!限界に挑む姿に感動でした✨
このような練度の高い隊員の方々に、私たちの暮らしが支えられていると強く実感しました。
 

 
 
 
 
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