「部活がなくなる?」という保護者の皆さまからの切実な声。
過渡期であっても子どもたちの活動機会は絶対に守り抜く!この大変革を、市民の皆さまを笑顔にする「スポーツのまちづくり」へと繋げるため、教育長・副市長に市のビジョンと覚悟を問いました。
質問に思いが溢れすぎた私の反省も綴っています😅 ぜひご一読ください!
枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2026年6月19日の令和8年6月定例月議会での一般質問(その1)をまとめました。
「部活動の地域展開」は、私たちの生活をより豊かに変えるための大変革に!
『スポーツのまちづくり』へ!
1.中学校部活動の地域展開と子どものスポーツ・文化活動環境について
①ばんしょうの質問
「部活動が数年後になくなると聞いたが、なんとか阻止して欲しい」
今年4月、小学生の保護者から「部活動が数年後になくなると聞いたが、なんとか阻止して欲しい」という切実な声を頂いた。
令和7年12月にスポーツ庁が策定した中学校部活動のガイドラインにおいて、名称を「地域移行」から「地域展開」へと変更しました。これは活動場所を地域へ移すだけでなく、地域全体で支えることで「新たな価値」を創出し、より豊かで幅広い活動を可能にするという前向きな理念を表したものとなっている。
市の目指す姿は?小学生とその保護者への情報発信は?
しかし、こうした理念や市のビジョンが市民に正確に届いておらず、「部活動がなくなる」という不安が子育て世帯に広がっている現状は、避けるべき事態です。誤解を解くために2点伺う。
1点目は【目指す姿】です。「これまでの学校部活動」という形は変わるとしても、最終的に中学校のスポーツ・文化活動の環境をどのような状態へと「発展・展開」させることを目指しているのか、市の描く全体的なゴールをお聞かせ頂きたい。
2点目は【情報発信】です。そのビジョンについて、特にこれから中学校に入学する小学生や保護者の不安を払拭するために、今後どのように丁寧な情報発信を行っていく計画か伺う。
①市の答弁
土日・休日の学校部活動を令和13年度末までに地域クラブ活動へと展開していく
本市としては、子どもたちがスポーツ・文化芸術に継続して親しむ機会を確保できることをめざしている。そのために、国の方針を踏まえ、土日・休日の学校部活動を令和13年度末までに地域クラブ活動へと展開していく計画。
小学生の全保護者を対象としたアンケートを実施中
取組みについては、情報を市HPを通じて発信しておりますが、直接市民の皆さまにお伝えする機会は設けていなかったため、その趣旨が十分に浸透せず、保護者の方にご不安を抱かせてしまっていることは改善すべき点であると受け止めております。
なお、今月、中学校部活動の在り方を検討するために、小学生の全保護者を対象とした「枚方市中学校部活動地域展開に関するアンケート」を実施し、そのアンケートに、国の方針や本市の状況等について記載しております。結果につきましては、集計中ですが様々なご意見をいただいている。今後、部活動の地域展開を本格的に実施する際には、小学生の保護者を対象とした説明会を開催する等、広く情報を発信していく。
②ばんしょうの質問
生徒数の減少、熱中症リスク、受け皿づくり。。。市はどう捉えているのか?
スポーツ庁が示す「発展」というゴールをそのまま本市に当てはめようとしても、枚方市特有の課題に直面するはずだ。
1つ目として、急速な生徒数の減少。市内公立中学校の生徒数は5年間で1,106人、実に中学校2校分も減った。単独の学校でチームを組めないなど、これまでの部活動を維持すること自体はすでに「できそうにない」状況。
2つ目として、熱中症リスク。教員の働き方改革等により17時に活動を終える現状では、夏場は最も危険な暑い時間帯にしか活動できず、従来の考え方のまま子どもの安全を守ることは物理的に「できそうにない」状況が推測される。
さらに3つ目として、将来の受け皿づくりにおいても、これまでの試行実施を通じて、地域団体との連携における責任の所在や人材確保のミスマッチなど、国の理想通りにはいかない現実的な壁が見えている。
まず、この深刻な生徒減少を、市としてどのように捉え、危機感を持っているのか。その上で、現在本市として「できそうなこと」と「できそうにないこと」をどのように仕分けし、整理しているのか。そして、その整理を踏まえて、過渡期の子どもたちの安全な活動環境の保障を持続可能な形でどう進めていくのか伺う。
②市の答弁
今後の方針を定めていくために調査・研究を実施している
生徒数の減少は、現在の中学校部活動の持続可能性をおびやかす大きな要因のうちの1つと捉えております。
本市としましては、これまで施行実施を行うなかで見えてきたその他の課題に対しても、「取り組むこと」と「取組が困難なこと」を整理し、今後の方針を定めていくために調査・研究を実施しているところ。
その上で、過渡期においては、子どもたちの体験。活動機会を途切れさせないことを最優先に、安全対策を徹底しつつ、学校と地域が連携した段階的な移行を進めることで、持続可能な活動環境の構築に取り組んでいく。
③ばんしょうの質問
私には、目指しているゴールまでの"道筋"が、教育委員会に見えているようには聞こえてこなかった。
保護者が不安を抱くのは、スポーツや文化活動が子どもの将来に不可欠だと直感しているから
保護者が不安を抱くのは、スポーツや文化活動が子どもの将来に不可欠だと直感しているからです。例えば、慶応大の中室牧子教授の著書によれば、スポーツを通じて培われる忍耐力や自制心、やり抜く力といった「非認知能力」は、子どもたちが将来社会で自立して、生きていくために重要な能力とされている。
スポーツを通じて培われる非認知能力を踏まえ、枚方市の「重要な教育施策」の1つとしてより上位に位置付けるべきだ!
部活動の地域展開は、単なる教員の働き方改革や学校制度の変更ではありません。非認知能力の育成が将来に与える好影響を踏まえ、子どもたちが継続して活動に打ち込める環境を保っていくことを、枚方市の「重要な教育施策」の1つとしてより上位に位置づけるべきだと考えるが、教育長の見解を伺う。
③教育長の答弁
様々な体験や人との出会いの機会を継続的に確保することが重要
「非認知能力」の育成の重要性については、子どもたちが将来、社会で自立して、生きていくために重要な能力であると認識している。
部活動の地域展開の取組みについては、国のガイドラインを踏まえながら、本市におきましても、子どもたちのスポーツや文化芸術をはじめとした様々な体験や人との出会いの機会を継続的に確保することが重要であると考えている。
「非認知能力」を継続して育んでいくためにも活動環境の維持に取り組む
この認識のもと、スポーツ・文化芸術を通じて子どもたちの「非認知能力」を継続して育んでいくためにも、部活動の地域展開後も引き続き、活動環境の維持に取り組んでいく。
④ばんしょうの質問
国が示す地域展開には大きな壁がある。指導者・活動場所・移動手段
これまで確認してきた通り、国が示す地域展開には大きな壁があります。特に私が重要視している課題は、以下の3点です。
1点目に、指導者等の質の保障と量の確保
2点目に、活動場所の確保
そして3点目に、活動場所への移動手段の確保 です。
市全体での対応が、中長期的な視点で不可欠だ。
これらはもはや、「学校の先生の代わりに誰がどこでどのように教えるか」という教育委員会の中だけで解決できる次元の問題ではない。地域の多様な人材の活用、公共スポーツ施設の確保、そして活動場所の立地条件など、庁内横断的な対応が中長期的な視点で不可欠だと考える。
これは、多様な世代が交流し、スポーツや文化芸術活動で笑顔の市民が増える取り組み。
それは私の目指す「スポーツのまちづくり」です。
さらに言えば、この取り組みは単なる「中学生のスポーツ・文化活動機会の確保」にとどまりまらず、少子高齢化が進む本市において、子どもたちを核として多様な世代が交流し、スポーツや文化芸術活動で笑顔の市民が増えるという、市全体としての極めて重要な取り組みであり、それは私の目指す「スポーツのまちづくり」だ。
正解のない変革期だからこそ、教育委員会任せにするのではなく、市長をはじめとするトップが大局的な視点と責任を持つ姿勢を示す必要がある。枚方市が「子育て世帯から選ばれるまち」になるためには、「過渡期であっても子どもたちの活動機会を絶対に守り抜き、地域全体でより豊かなものへ発展させる」という強いメッセージが不可欠だ。
この地域展開を「スポーツによる地域社会の維持・活性化」へと昇華させていくという【ビジョン】と【覚悟】を!
両副市長には、指導者や場所、移動手段といった課題を市全体の力で乗り越え、この地域展開を「スポーツによる地域社会の維持・活性化」へと昇華させていくというビジョンと覚悟を持っていただきたいが、副市長に見解を聞く。
④副市長の答弁
スポーツ環境の充実は「子育て世帯から選ばれるまち」の実現に重要
子どもたちの活動機会などスポーツ環境を充実させることは、多世代交流の創出や地域活性化にも寄与するなど、将来にわたって「子育て世帯から選ばれるまち」を実現する上でも重要なものと考える。
部活動の受け皿確保にとどまらず、地域の活性化につながる可能性を有する
学校部活動の地域展開を進めるにあたっては、指導者の確保、活動場所の確保、移動手段の確保など、多くの課題があり、教育委員会だけで解決できるものではないと認識している。また、この取り組みは、単に部活動の受け皿を確保することにとどまらず、スポーツや文化活動を通じた地域の活性化につながる可能性を有するものと考えている。
そのため、教育委員会をはじめ、市長部局の関係部署などとも十分に連携しながら、持続可能な仕組みづくりに取り組んでいく必要があると考えている。
ばんしょうの視点
部活動の地域展開は、私たちの生活をより豊かに変えるための大変革にしなければ!
この「地域展開」は、地域全体で支えることによって「新たな価値」を生み出し、スポーツ・文化のあり方をより豊かに変えるための大変革です。
現実的に目の前の課題も山積している(大人の認識とのギャップ、グラウンド・体育館開放の仕組み、トイレ等の施設整備)
地域のスポーツチームの運営においても、保護者や今の大人が、子どもだった頃とは社会の事情が全く異なり、児童生徒の減少により他校との合同チーム化が進むなど、地域の現状認識とのギャップは既に生じています。また、中学校のグラウンドや体育館の地域開放の仕組みづくりを進めていただきたいですが、トイレ等の施設整備の課題も既に顕在化しています。
できないことは正直に伝えたうえで、できるところを伸ばす!力強く、広く、宣言を!
だからこそ、市にはこうした現状の課題や「できないこと」は正直に伝えた上で、「枚方市は子どもたちの活動の場をなくすのではなく、子どもの最善の利益のために、その機会を絶対に守り抜き、おもいっきり楽しめる環境へと発展・展開させる」と力強く、広く、宣言していただきたいと思います。
そして、不安を抱える小学生や保護者への徹底したアナウンスを早急に行うとともに、教育委員会任せにするのではなく、市長のリーダーシップの下、中長期的な視点で庁内横断的に着実にソフト面とハード面の整備を進めていただくことを強く要望します。
一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!
正直言います。今回の中学校部活動の質問は、思いを詰め込みすぎました。。。反省してます。限られた時間の中で言いたいことが溢れ出てくる。。。太文字の多さが物語っています。
ただ今回、教育長も副市長も大筋で噛み合ったことはよかったかなと思います。質問構成としては、最初は部活動地域移行の課題を確認し、教育的な意義を共有。最後は「地域展開がもたらすものは市としての最重要施策になり得る、だからこそ、本気でやろう!」という流れで作成されています。
中学校部活動をどうするか、本当に社会の構造を大きく変える大事業だと、多くの人に知ってもらいたいと思います。ここを起点に、大きくまちづくりを展開していく。「スポーツのまちづくり」目指して、それは市民の健康のまちづくりであり、未来の市民を笑顔にする大戦略です!枚方市の価値を上げるチャンスだとして取り組んでいくべきです。
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中学校部活動の地域移行は、子どもたちの生活のありようを劇的に変えてしまう試み。
この社会が、よいようにも悪いようにも変わる契機ともなる。慎重に進めてほしい。



















