本日の建設環境委員協議会での内容をまとめました。
(路線バス廃止路線への代替交通、都市計画、雨水ポンプ場耐震化について)
人口減少、労働力不足といった共通の社会課題に向き合い、枚方市民一人ひとりを笑顔にするためにこれからも議論を積み重ねます!
枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2026年6月3日、枚方市議会令和8年6月定例月議会を前に「建設環境委員協議会」が開催されました。
冒頭、副市長の挨拶では、2026年6月1日に「枚方市リサイクルセンター」がオープンしたとの報告がありました。
枚方市リサイクルセンターは、ごみ減量と資源循環の拠点として、休止した穂谷川清掃工場第3プラントを活用して開設した施設です。市民が排出した粗大ごみから選別したリユース品の展示、身近にできる環境に優しい行動やリサイクルの仕組み、市内に生息する生き物の展示などを通じて、自然環境の大切さなどを学ぶことができる施設になっているとのことです。
2026年6月1日にオープンした「枚方市リサイクルセンター」
今回の建設環境委員協議会の協議案件は5件でした。
2.招提東町地区地区計画の決定について
本地区は、交通至便な国道1号沿道の市街化調整区域に位置し、その大部分で農地などの土地利用が行われている。
しかし、高齢化や後継者不足により、今後、農地の維持が困難となることが懸念されています。このような状況のなか、令和7年(2025年)6月に地権者が全員同意のうえ、土地所有者により、国道1号の交通利便性を生かした地域産業の活性化を目的とした都市計画提案が行われた。
これを受け本市では、当該都市計画提案の内容が「都市計画マスタープラン」等の上位計画や「枚方市 市街化調整区域における地区計画のガイドライン」に適合し、地域のまちづくりに資する計画であることから、市として都市計画を定める必要性があるものと判断した。その後、本市において提案の内容を踏まえた都市計画原案を作成し、必要な都市計画手続きを進め、令和8年(2026年)3月に開催された枚方市都市計画審議会にて、ご承認をいただいたうえで、都市計画決定の告示を行った。
今回、地区計画で定める内容を実現するため、建築物の制限に関する条例を定めるにあたり、地区計画の内容及び今後の予定について報告する。
招提東町地区地区計画の概要
①位置図
②計画図
③地区整備計画(概要)
今後のスケジュール
| 令和7年(2025年) 12月 | 「枚方市地区計画等の案の作成手続に関する条例」に基づく都市計画原案の縦覧 | |
|
令和8(2026)年1月 3月 |
都市計画法第17条に基づく都市計画案の縦覧 枚方市都市計画審議会に付議 都市計画の決定の告示 |
|
| 令和8(2026)年6月 |
定例月議会に「建築物の制限に関する条例案」を提出 |
各委員の主な質疑(要旨)
-
物流倉庫になることを前提にした地区計画とのこと。防災、地元雇用に資する開発とのことだが、これまで地元要望があったものか?
⇐ 計画提案者からの提案 -
事業者が地元雇用を行う義務は負うのか?
⇐ 負わない -
地区施設とは道路・公園だと思うが、市民が自由に使えるのか?
⇐ 公開空地というものでないため、自由に使えるものとは限らない -
建ぺい率、容積率など都市計画の運用基準に沿うものなのか?
⇐ 今回は建築基準法の規定通りであり、運用基準に沿っている
4.路線バス廃止予定路線への代替交通の導入について
令和8年(2026 年)3月に開催された枚方市都市交通会議(以下、「都市交通会議」という。)において、京阪バス株式会社より運転士不足の深刻化に伴い、令和9年(2027 年)3月下旬に廃止を予定している具体的な路線として4系統が示された。
これを受けて、廃止予定の各系統への代替交通の導入要否について協議するため都市交通会議を開催し、同会議の地域分科会における検討を経て、令和8年(2026 年)4月 27 日に、代替交通については3系統で導入に向けて検討する、代替系統がある1系統では導入しないとの協議結果が示されたことから、今後の取り組み等についてご報告する。
京阪バス廃止予定路線図
(1)代替交通の導入要否の判断
①代替交通を導入しない路線
対象路線:【91系統】 樟葉駅〜中の池公園〜家具町二丁目南〜長尾駅
②代替交通の導入に向け検討する路線
対象路線:【05系統】 樟葉駅〜金振東〜面取町〜樟葉駅
対象路線:【84系統】 樟葉駅〜船橋住宅〜北片鉾〜樟葉駅
対象路線:【87系統】 樟葉駅〜樋ノ上〜養父元町〜樟葉駅
(2)代替交通の検討内容
他の路線バス事業者に提案を求めるなど代替交通手段の検討を進める
代替交通については、他の路線バス事業者に提案を求め、提案頂けなかった場合等においては、自家用有償旅客運送について検討するなど、地域のご意見や移動実態も踏まえながら、必要な代替交通手段の検討を進める。
近隣市の地域交通の導入事例
今後のスケジュール
| 令和8年(2026年)6月 | 地域分科会の開催「代替交通の手段及び運行プラン」 | |
| 7〜8月 | 都市交通会議の開催 | |
| 令和9年(2027年)3月 |
代替交通の運行開始(予定) |
各委員の主な質疑(要旨)
-
全ての廃止路線を維持しようとすると相当な予算が必要となると思うが?
⇐ 近隣他市では1億円を超える予算を立てているところもある -
他の方法はないのか?
⇐ 様々な事業所との連携も必要と考えている。また運転手確保の方策なども進めていきたい -
八幡市内を走行する路線は?
⇐ 八幡市と協議を行っている。一定の費用負担を含む -
バスルートを市が手動で決めることもできるのではないか?
⇐ アンケート調査等も行い、最終的には交通会議にて決めることになる -
JRに向かう路線の廃止減便の状況について?
⇐ 市として廃止について容認できる路線はない -
アンケート結果の公表は?
⇐ 公表していく予定 -
京阪バスは運転手不足が理由での廃止ということでよいのか?
⇐ そう聞いている -
どんなバス事業者にヒアリングをしているのか?
⇐ 近隣市で路線バスを運行している事業者4者に行った -
白ナンバーの検討するとのことだが、安全管理などはどのように?
⇐ 国は緑ナンバーのような安全管理を定めており、そこに準拠するものと考えている
関連する情報
2026年2月16日 建設環境委員協議会
2025年8月25日 建設環境委員協議会
2024年11月27日 建設環境委員協議会
【代表質問】2024年3月4日 令和6年3月定例月議会
「ウォーカブルなまちづくり」と「公共交通」はセットだ!
5.雨水ポンプ場の耐震化について
雨水ポンプ場は、降雨時にその流域内の雨水を河川に排水するための重要な施設であり、地震の影響により排水機能が停止すると、広範囲にわたり浸水被害が発生するおそれがあることから、市民生活に支障をきたすこととなる。
上下水道局では、9箇所の雨水ポンプ場を管理・運用し、地震発生時においても排水機能を確保できるよう耐震化に取り組んでおり、令和6年(2024年)6月の建設環境委員協議会でもその内容を報告してきた。
今回は、地方債のひとつである緊急自然災害防止対策事業債(以下「緊自債」という。)の時限措置の延長、並びに耐震化事業の進捗状況と今後の予定について報告する。
雨水ポンプ場耐震化事業での緊自債の活用と完了見込み
緊自債の時限措置が令和12年度(2030年度)まで延長
緊自債は、雨水ポンプ施設の耐震化等に活用できる非常に有利な地方債(充当率100%、交付税措置70%)であり、国の交付金不足を補い市の財政負担を大きく軽減します。この時限措置が令和12年度(2030年度)まで延長されたため、引き続き本制度を活用して事業を進める。
詳細設計の結果、新安居川および深谷を除く7つのポンプ場の耐震化が、令和11年度(2029年度)までに完了する見込み。
実施時期等(スケジュール)
蹉跎ポンプ場【2025年3月】建物耐震化前
蹉跎ポンプ場【2026年5月】建物の耐震化後
《令和8年度(2026年度)事業費》
11億4,500万円
《財 源》
国庫補助金 : 3億5,850万円
企業債 : 4億4,990万円
他会計出資金 : 3億3,660万円
(内、緊自債) (3億3,190万円)
各委員の主な質疑(要旨)
- なし
関連する情報
2025年3月25日 予算特別委員会
ポンプ場ごとの特性に留意し、創意工夫により効率的な耐震化の実施を!
2024年6月5日 建設環境委員協議会
2024年3月4日 令和6年3月定例月議会 代表質問
自然災害はいつ来てもおかしくない。早くやれることは、今すぐにやっておく意識を!
2024年2月15日 建設環境委員協議会
一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!
今回の建設環境委員協議会での5つの案件のうち、このブログ記事では「都市計画」「路線バス」「雨水ポンプ場」についてまとめました。今回も、人口減少、少子高齢化、労働力不足といった共通した社会課題が背景にあると感じます。
これらについては市民に共有して一緒に考えてもらわねばなりません。避けては通れない議論を、枚方市民一人ひとりを笑顔するという考え方で、これからも積み重ねてまいります。





















