枚方市の待機児童数は今。「国基準0人」の裏にある潜在的179人と少子化の足音【2026年4月】

枚方市の2026年4月現在の待機児童数が報告されました。

国基準では「0人」ですが、希望する園に入れない潜在的待機児童数は「179人」

2年連続で入所児童数が減少する中、少子化の加速と働く世代のリアルな実態が見えてきます。


枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

2026年4月1日現在の待機児童数の報告がありました。 

 

2026年4月の待機児童数:国基準0人、潜在的179人

入所児童数が48人減少、保育需要は2年連続の減少。

2026年4月1日現在の待機児童数の状況

2026(令和8)年4月入所分の待機児童数の状況が示されました。

  • 国の定義に基づく待機児童数:引き続き 0人
  • 希望する施設を利用できていない児童数(潜在的待機児童数):179人(前年比 18人減)

潜在的待機児童数は、2025(令和7)年4月分と比較して18人減少しました。
育休復帰や転入世帯の増加に伴い、共働き率は上昇トレンドにありますが、それ以上に子どもの出生数の減少(少子化)が上回っていることが、全体の数字が減少している主な要因と考えられます。

市のこれまでの主な取り組み

枚方市としても、需要に応えるため、以下のような対策を講じています。

2025(令和7)年度

  • 東部エリアにも臨時保育室を開設
  • 各園において0〜2歳児クラスの定員の弾力的運用を継続

2026(令和8)年4月1日より

  • 私立幼稚園の認定こども園への移行(40人の定数増)
  • 利用調整方法の見直し(受け入れ枠の有効活用)

※これらの取り組みによる定数増は、下図グラフの「定員」には直接含まれていませんが、潜在的待機児童数の減少に着実に寄与しています。

 

枚方市待機児童数推移グラフ 2022-2026年

  • 定員数
    各施設の届けられてる定員の合計数

  • 入所児童数
    定員の弾力的な受け入れを含めて、実際に入所した児童数

 

「国基準」と「いわゆる潜在的な」待機児童数と何が違うの?
  • 「国基準」の待機児童数
    保育所等の入所申込が出されているにも関わらず、保育所等に入所していない児童のうち、特定の保育所を希望しているなど、一定の要件に該当する児童を除いた児童数
    ⇒ 「市内のキャパシティと入所申込人数の差」とも言える
  • 「いわゆる潜在的な」待機児童数 【枚方市基準】
    特定の保育所等を希望する場合などの潜在的な待機児童数を含めた児童数

 

 

枚方市の今後の取組み

  • 保育所(園)等の受入枠を有効に活用できるよう利用手続きを引き続き進める
  • 市内4カ所の臨時保育室や就労応援型預かり保育、企業主導型保育施設、10月頃開設予定のさだ西小規模保育施設など様々な保育資源を案内する
  • 枚方市子ども・若者総合計画」に定める「量の見込み」を勘案しながら、必要な施策を検討していく

 

ばんしょうの視点

働くものの代表として、枚方市の「生命線」を注視する

働くものの代表として、枚方市議会に送っていただいている私としては、待機児童数には特に注目すべき数字です。また、実質的にベッドタウンである枚方市の生命線とも言える数字です。

「国基準」の待機児童数は、市全体のキャパシティと入所希望者数との差を示すものに過ぎません。「自宅や職場の近くに保育園を確保できない」といった、市民の皆様の切実な実態を捉えきれていない面があります。だからこそ、より実態に近い「いわゆる潜在的な待機児童数」にもしっかりと目を向けていく必要があります。

また、2年連続で入所児童数が減少している現状も見逃せません。これが一時的なものなのか、あるいは急激に進む少子化による構造的なトレンドの変化を意味しているのか、人口動態も注視しながら議論を進める必要があります。

いずれにせよ、積極的かつ慎重に、あるべきバランスの取れた保育園運営が行われているのか。今後も変わらぬ決意で、注視してまいります。

 

 

一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

私が掲げる1つ目の政策は、『盤石の子育て・介護支援で働けるまち』の実現です。

実質的にベッドタウンであるこの枚方市において、「働くことが脅かされないまちづくり」を進めることこそが、市政の基本路線であるべきです。

このことを改めて肝に銘じるとともに、単に働ける環境を整えるだけでなく、時代の変化に伴う多様な保育ニーズもしっかりと追求してまいりたいと考えています。

子どもが笑顔のひらかたを目指し、これからもブレずに、一歩一歩取り組みを進めてまいります。

 

 

「待機児童数と対策」これまでの歩み

昨年の私のブログ

2年前の私のブログ

 

3年前の私のブログ

4年前の私のブログ

 

5年前の私のブログ

 

6年前の私のブログ

 

 

枚方市の対応、私の直近の保育に関する主な訴え、視察報告などをまとめておきます。
 

「待機児童対策」これまでの市の対応、私の訴えなど

2025年2月13日 教育子育て委員協議会

 

ばんしょう映仁議員、枚方市議会で待機児童数について報告

2024年3月4日 3月定例月議会【代表質問】

「通年のゼロ」という数字だけに拘らず、多様なニーズと社会の変化をしっかりと把握すべき!

2023年2月17日 教育子育て委員協議会

 

2022年8月26日 教育子育て委員協議会

 

2021年9月27日 蹉跎西臨時保育室視察

 

 

 

2021年6月11日 6月定例月議会【本会議議案質疑】

さだ西臨時保育室の必要性は?交通安全対策は?

 

2021年3月5日 3月定例月議会【会派代表質問】

必要な保育を必要な時に提供できる見直しを!