市役所移転を巡る市長のタウンミーティングに関する「公開質問状」への回答を受け取りました。
最大のポイントは「自治会の判断」という名の責任転嫁。
そして何より看過できないのは、回答によってむしろ裏付けられた、特定政党(維新の会)による「地域組織の私物化」という実態です。
「あくまで相談だ」と市長は強弁しますが、権力者からの働きかけが現場にどう響くのか、あまりに無自覚です。
枚方市議会副議長 ばんしょう映仁です。
2026年4月6日に、市議会議長および各会派代表者とともに伏見市長へ提出した「公開質問状」。本日4月14日、その回答を市長より受け取りました。
市政の最重要課題である「市役所庁舎移転」を巡り、市政の最重要課題である「市役所庁舎移転」を巡る、市民の皆様の信頼を揺るがすタウンミーティングの運営実態。私たちが質した多くの疑念に対し、市長はどのように答えたのか。市民の皆様の信頼を揺るがしかねないタウンミーティングの運営実態。
回答書を精査して見えてきたのは、市長が自身の持つ「権力の大きさ」に対して極めて無自覚であるという、深刻な問題の本質でした。
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「枚方市長のタウンミーティング」の問題の本質は?
市長からの回答の最大のポイント:「自治会の判断」という名の責任転嫁!
対等な立場で断れる自治会がどれほどあるのか!
市長の回答を一貫して流れているのは、「自治会に相談し、開催の判断は自治会に委ねた」という論理です。
- 市長の主張: 自治会主催という形をとっており、場所の選定や周知も自治会の自主的な判断に基づいている。
- 実態との乖離: しかし、実際には市長の政治事務所が事務を仕切り、資料作成まで行っています。
市長は「あくまで相談ベースだ」と強弁しますが、ここに最大の問題があります。行政のトップであり、地域に対して強い影響力を持つ「市長」から「相談」を持ちかけられて、対等な立場で断れる自治会がどれほどあるでしょうか。
本質的な問い:権力者としての理解があるか
住民自治の自律性を損なう不適切な介入ではないか
市長という立場にある者が地域組織に働きかけることは、受け取る側にとっては単なる「相談」ではなく、事実上の「要請」や「圧力」として響きます。
「自分はお願いしただけだ。決めたのは自治会だ」という言い分は、権力者としての自身の立ち位置と、相手に与える心理的・組織的な影響に対する想像力が著しく欠如していると言わざるを得ません。
本来、地域コミュニティや自治会は政治的に中立であり、住民同士の絆を育む大切な場所です。その現場に、市長の職権や政治的意図を背景とした「相談」を持ち込むこと自体が、住民自治の自律性を損なう不適切な介入です。
公私の混同と、市民への背信行為
住民自治の自律性を損なう不適切な介入ではないか
さらに、このタウンミーティングを「政務(個人の政治活動)」と言い切り、行政としての説明責任を回避しようとする姿勢も明白になりました。
市役所移転という公的な重要事業を語る場を、自身の政治事務所が主導する「政務」の枠組みで行い、それを自治会に「相談」して主催させる。この構造自体が、公私の区別を曖昧にし、地域に政治的な分断を持ち込む原因となっています。
特定政党(維新の会)による「地域組織の私物化」
今回の回答によって、むしろ裏付けられた!
このタウンミーティングが、特定政党(維新)の組織的な政治活動の舞台として利用されている実態が、回答によってむしろ裏付けられました。
- 維新議員の参加と「円滑な進行」: 回答では、「必要に応じて市議より協力を得た」「あくまで円滑な進行を目的」と説明。維新議員団の「組織的関与」は否定しつつも、所属市議の「自主的な参加」を認めています。
- 中司代議士の「国政報告」: 中司宏代議士(日本維新の会)のタウンミーティングへの参加について、回答では、「本市まちづくりに関連し国政の動きについてご講演いただく観点」と説明。特定政党の関与について、むしろ認める回答になっています。
個人情報の不当取得と流用懸念
現状の運営に問題があったことを自ら認めた
- 「目的外の利用は行っていません」: 回答では、「目的外の利用は行っていません」と断言。
しかし、市民は行政課題の説明会と信じて情報を提供しており、これを個人の政治事務所が保有すること自体が市民への背信行為です。回答で「より信頼性を確保する観点から今後の運営のあり方については見直しを図ってまいります」と述べていることは、現状の運営に問題があったことを自ら認めている
一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!
市長は「何が問題なのか」を根本的に理解していない
今回の回答によって、市長が「何が問題なのか」を根本的に理解していないことが浮き彫りになりました。
私が質しているのは、単なる手続きの不備ではありません。権力者がその影響力を自覚せず、住民自治の現場を自身の政治的利益のために「利用」してしまっているという、民主主義の根幹に関わる危うさです。
批判のための批判ではなく、枚方の未来を左右する重要課題だからこそ、誰もが納得できる「正々堂々とした、誠実なプロセス」が必要です。
私はこれからも、権力による住民自治の歪みを許さず、現場の声に寄り添いながら、真に「市民が主役」と言える市民の笑顔を取り戻すために行動し続けます。
反省のない市長への議会の問責決議は直近で2回
2024年6月28日 伏見隆市長に対する問責決議
2023年10月11日 伏見隆市長に対する問責決議






