枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
10月17日、枚方市議会は、令和7年9月定例月議会の最終日。令和6年度決算審査の委員長報告があり、認定を行いました。
9月定例月議会終了にあたって、市長、議長の挨拶があり、9月5日〜10月17日の9月定例議会を振り返りました。
議会との関係を揺るがすことになったことに深くお詫び
9月29日に開催いただいた全員協議会については、調整頂いたことにお礼申し上げる。そのような中、議員の皆様には、協議会に向け準備を頂いていたにも関わらず、事前に配布した資料に記載していない④街区の市有地の活用手法などを含めた説明および答弁となり、議会との信頼関係を揺るがすことになったことについて、深くお詫び申し上げる。
庁舎の位置条例の提案は見送り、引き続き具体的なまちづくり案を検討していく
協議会では、庁舎の位置条例と関連予算を提案することを示していたが、④街区の土地利用の具体化が必要、市有地の活用手法を変更する場合の長期財政の見通しに不安などのご意見を頂き、私としては、より一層、議会の理解を得る必要があると判断し、提案を見送ることにした。引き続き様々なご意見を頂きながら、具体的なまちづくり案を検討していく。
条例提案の見送りは、なるべくしてなった結果である
市長からの強い要請を受け、タイトなスケジュールにも関わらず全員協議会を開催した。ところが、この間、市が説明してきた事業執行の前提事項と異なる方針を、対応する財政シミュレーション等もない中で、直前に「市長の政治的判断」で決定され、示されたことも踏まえ、条例提案の見送りは、なるべくしてなった結果であると言わざるを得ない。
市長は、同じことを繰り返し、事業が進まない状況を作り出してしまった
市長は、全員協議会の冒頭挨拶で、「令和4年9月定例月議会で位置条例案が否決されて以降遅々として庁舎移転の位置が決まらず、まちづくりが進んでいないことについて、その責任は私にあり、議会や市民の皆様に率直におわび申し上げたい」と、謝罪の意を示されたばかりなのに、結局また、同じことを繰り返して、遅々として事業が進まない状況を作り出してしまった。
このようなことを繰り返すたびに、議会はもちろんのこと、市民の皆さんからの市政に対する信頼が、次第に失われていく
市長はこの先、どんなビジョンを描いておられるのか?このまま突き進もうとされるのか?このようなことを繰り返すたびに、議会はもちろんのこと、市民の皆さんからの市政に対する信頼が、次第に失われていくことになるものと危惧するところであり、遺憾千万である。
今後、仮に市長が条例を提案された場合は、議会は粛々と議決を行い、責任を果たしていくということを申し上げておく。
「市役所庁舎移転条例」は、市民生活にも大きく関わる重要なテーマです。その審議の過程で、私たち議員がどのような議論を重ね、どのような方針変更があったのか。市民の皆さんに分かりやすくお伝えしたいと思い、3週間程経過して少し冷静な頭で再度、私の意見をまとめました。
9月29日開催の全員協議会当日の方針変更、提出予定の「庁舎移転条例」の提出できず。
今議会で最大の案件であった「市役所庁舎移転条例」の提出に向けて、市長からの要請を受け、全員協議会を開催しました。
しかし、その協議会の中で、議論の前提となる資料について、答弁を通じて2点の方針変更が示されました。具体的には、
- ④街区のまちづくりをゼロベースで再検討すること
- ④街区の市有地について、売却前提から定期借地前提へと変更すること
そもそもこの条例案に関しては、過去半年間にわたり議員間の意見交換会を重ね、各議員の主張を踏まえたうえで、前回とほぼ変わらない内容の資料が提出されたという経緯があります。この点は決して忘れてはならない重要な事実です。
結果として、全員協議会資料に記載されていた「9月定例議会に条例案を提出する」という方針も変更されました。特に定期借地を前提としたことで、概算予算も整っていない状況では、条例案を提出しても賛成する議員が十分に確保できず(この条例改正案は特別多数議決が必要で、可決には3分の2の賛成が求められます)、提出には至らなかったと理解しています。
今回の市長の「政治判断」は数字や根拠に基づいておらず、単に市民や議員を軽く見た軽率な判断だ!
市長は今回の方針変更を「政治決断だ」と述べましたが、全く格好の良いものではなく、私にはこの意思決定は数字や根拠に基づいていない単に議員を軽く見たものだと映りました。これには、怒りを通り越して「市民として残念」としか言いようがありません。
市の財政は確実に悪化している。猶予の時間は日に日に縮まっている。
今回の決算の結論も一言で言うと、「数字は確実に悪化している。猶予の時間はまた縮まっている。」という市の財政状況ということになります。
私としては、リスク・リターンの明確化、手段と目的を見間違えることなく、メリハリを持って見極めていくことを更に求めていきたいと考えます。
9月定例月議会最終日。今日は大きく1つの案件のみでした。今日の注目は、市長および議長の挨拶。市長は今回はお詫びしつつ、再度同種の条例案を提出することを示唆したものであり、議長の挨拶は今回のようなことが続いていることで議員も市民にも信頼が失われているという極めて厳しい言葉になりました。この調子で、市長は再度提案できるのか?次はどんな「政治判断」をするのか?議員が音を上げることを目指した提案ではなく、一人ひとりの市民が笑顔になる提案でなければならないと考えて頂きたいと、私は言い続けますし、そうなるための行動を取り続けてまいります。






