枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2025年4月1日現在の待機児童数の報告がありました。
2025(令和7)年4月入所分は、国の定義に基づく待機児童数は引き続き0人となりましたが、希望する施設を利用できていない児童数(潜在的待機児童数)は197人。2024(令和6)年4月入所分と比較して21人微減。その理由としては、育休復帰や転入世帯による保育需要の高まりによって、生まれてくる子どもの減少傾向と共働き率の上昇トレンドの掛け算がどうなっていくか、ということのようです。
また、こ特に東部エリアで年度途中の待機児童数が増加傾向にあったことから、同エリアに2025年4月から新たに徳風臨時保育室を開設しています。(下記グラフでは、定員には含まれないが、潜在的待機児童数の減少には寄与している)
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定員数
各施設の届けられてる定員の合計数 -
入所児童数
定員の弾力的な受け入れを含めて、実際に入所した児童数
- 保育所(園)等の受入枠を有効に活用できるよう利用手続きを引き続き進める
- 年度途中に高まる0歳児クラスの需要に対し、市内4カ所の臨時保育室や就労応援型預かり保育、企業主導型保育施設など様々な保育資源を案内する
- 「枚方市子ども・若者総合計画」に定める「量の見込み」を勘案しながら、必要な施策を検討していく
働くものの代表として、枚方市議会に送っていただいている私としては、待機児童数には特に注目すべき数字です。また、実質的にベッドタウンである枚方市の生命線とも言える数字です。
「国基準」の待機児童数は、市内全体でのキャパシティと入所希望児童との差であり、自宅の近くや職場の近くに保育園を確保できていないという面で実態を捉えておらず、実態に近い「いわゆる潜在的な」待機児童数も見ていく必要があると考えます。しかしながら、やみくもにゼロを目指し、確保量だけを追いかけ、今の弾力運用を拡大することで、保育の質が低下することがあれば、当事者である子どもに残念な思いをさせてしまうのではないかという思いも持っています。また、「こども誰でも通園制度」の趣旨を考えると、保育ニーズの多様化への対応の必要性も感じています。
積極的かつ慎重に、あるべきバランスの取れた保育園運営を注視していく必要があるという考えは今も変わっていません。
「通年のゼロ」という数字だけに拘らず、多様なニーズと社会の変化をしっかりと把握すべき!
さだ西臨時保育室の必要性は?交通安全対策は?
必要な保育を必要な時に提供できる見直しを!
入園順番の丁寧な説明、保育定員の改善を要望
『保育士の確保』への市長の覚悟は?
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2019年9月定例月議会【会派代表質問】(2019/10/7)
「保育の質」⇒『保育士の確保』について市長に質す|ばんしょう映仁 公式ブログ
私の1つ目の政策は、『盤石の子育て・介護支援で働けるまち』です。働くことが脅かされないまちづくりが、現実的にベッドタウンであるこの市の基本路線です。このことを改めて肝に銘じて、またそれだけでない多様な保育ニーズを追求した子どもが笑顔のひらかたを目指して、今後も取り組んでまいります。