大波乱の最終日。市長に対する問責決議。今日も新聞記者が入りました〜6/28令和6年6月定例月議会

枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

 6月28日、枚方市議会は、令和6年6月定例月議会の最終日。追加議案である学校教科書の契約案件、人事案件、決議などを審議、決議しました。

 

 
image

今日も新聞報道になるような日になりました。

 

 

 

議会運営委員会【緊急】
 
 6月28日9時35分頃から緊急の議会運営委員会にて、複数会派から市長への問責決議を求める議案が提出されました。
 
 6月28日 議会運営委員会【緊急】 
  1. 決議の取扱いについて
    • 伏見隆市長に対する問責決議
  2. 報道機関による録画撮影の許可について

 

image

 

市長はここでも不規則発言。委員長に発言を制止される!

 

 

委員等の質疑(要旨)

  • 【委員外委員】6月4日の全会派で申し入れを行ったようだが、一人会派の私は全会派に含まれていない。
    【事務局】会派とは、会議規程の中では、3人以上で構成されるの団体で別段文言の使い方として問題ないという認識
  • 【委員外委員】改めて市長はなぜ、教育長人事案を提出したのか?
    【市長】6月4日の主要会派からの申入れを受けて、他の候補者も考えなければならないとは思っていたものの急かされた格好になった
  • 【委員外委員】市長の度重なる失態は問責決議ではなく、辞職勧告決議に値するのではないか?
    【副議長】今回の問責決議は連続性というものではない。また個人的には、前回の議会運営委員会で個人情報を口走ったことについてはいかがなものかと考えている
  • 【委員】副教育長は教育長職務代理ではないとの認識はあるか?
    【市長】法令上は正確に理解していないが、実際に教育委員会の先頭に立って業務を行っていると認識している
    【副市長】教育委員の職務代理(谷元教育委員)が、副教育長に職務委任した範囲で職務代理は権限を失うことになる
  • 【市長】決議案の4行目については事実と違うとの認識で。。。
    【委員長】議会運営委員会は市長の意見を聞く場ではないので、控えて頂きたい

 

 

 

 令和6年6月定例月議会 最終日6月28日 主な案件 
  • その他案件(1件)
    • 財産(教科書及び指導書)の取得について
      • <取得物件> 枚方市立小学校使用教科書及び指導書
        <契約先> (その1) 株式会社野村呼文堂
                           (その2) アイアイ書店
                           (その3) 岡澤商店
        <取得金額> 27,091,320円
                  内訳 (その1) 16,735,271円
                            (その2)  7,150,603円
                            (その3)  3,205,446円
      • <用途> 枚方市立小学校における授業実施及び教材研究等に使用
  • 人事案件(2件)
    • 公平委員会委員の選任の同意について
    • 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
  • 決議(1件)

 

 

私なりに注目した議案の一覧はこちらのブログにて

 

 

本日の各議員の主な議論についてまとめてみます。(私の受け止めも含まれます)

 

決議案件

 

伏見隆市長に対する問責決議

 

内容

  • 伏見市長に対し、教育長人事案件の提案および撤回などの軽率な行動および言動に猛省を促す

 

議決結果(議長は参加せず)

  • 賛成:20人(議決参加者全員)
  • 棄権:11人

 

 

 

この件に関しての報道

 

これまでの経過

 

 

 

 

 

前回の市長に対する問責決議【2023年10月】 市長の祝勝会問題
10月11日 令和5年9月定例月議会本会議 第2日

 

10月10日 議会運営委員会

 

 

 

 

 

 

 

 

議案審議終了後の市長挨拶(要旨)

私に対する問責決議が可決された。追加議案として上程を予定していた教育長人事議案を撤回することになり、調整頂いた正副議長をはじめ議員の皆様に御迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げる。

また、候補者の方にはご迷惑をおかけすることとなりお詫びを申し上げる。

 

 

議長挨拶(要旨)

本定例月議会では、教育長の任命議案をめぐり、議会をはじめ関係各般が混乱を来すこととなった。加えて、議会運営委員会の場にて、教育長の候補者名に言及したことは、この間の議会側の配慮を無にするもので残念でならない。

このようなことから、議会としては、問責決議を可決したが、市長におかれてはこのことを重く受け止め、二元代表制の重みを踏まえ、議会と丁寧に議論を重ねていただくとともに、本来あるべき教育行政の執行体制を早急に整えて頂くよう、私からも申し上げる。

 

 

 

一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

 

 本日、6月定例月議会が終わりました。いや〜な脇汗が流れるような張り詰めた最終日となりました。

 問責決議に関しては、反対する議員が一人もいなかったことは、議員全体の考えが一致する部分があることを意味しています。非常に重い議決となりました。議会内の痴話喧嘩の話ではなく、市長の独り相撲の振る舞いに納得がいかないということを市民の皆様にもそのおかしさを知って頂きたいというのが私の考えです。一人ひとりの市民を笑顔にする!ため、一歩ずつ着実にひらかた万笑!を実現していきます。後味の悪い最終日になりました。