枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2025年6月13日、枚方市議会は、令和7年6月定例月議会の初日。議案審議。補正予算案、条例改正案などを審議、決議しました。
今日の議会を報告します。
冒頭、慣例となっている市長挨拶で、副市長が登壇。市長が検査入院のため、本日欠席することが伝えられました。市長不在の議会初日になりました。市長が、一日も早くご回復されることを心より願っております。
その後、全国市議会議長会定期総会にて市議会議員永年在職表彰が行われ、議場にて伝達式が行われました。今回は10年以上一般表彰として、松岡議員、妹尾議員、高野議員、鍛治谷議員の4名が表彰されました。
後で出てきますが、「公示送達」の掲示板です。枚方市役所の本館と別館の間にある掲示板です。
私なりに注目した議案の一覧はこちらのブログにて
本日の各議員の主な議論についてまとめてみます。(私の受け止めも含まれます)
補正額:約0.1億円の増額
質疑された項目
内容
- 1人1台端末の汎用的なソフトウェア等の積極的活用に向けた国事業「リーディングDXスクール事業」への参加に要する経費
議員の主な質疑(要旨)
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リーディングDXスクール事業の内容と目的は?
⇐ 文部科学省として、一人1台端末に標準で含まれている汎用的なソフトウェアとクラウド環境を活用し、全国でGIGAスクール構想の加速化を目指す取り組み。 -
教育的、財政的な効果は?
⇐ 生徒一人ひとりに適した個別最適な学びと協働的な学習を一体的に促進する。現在の学習支援ソフトは今年8月で契約を終了し、1,700万円/年のコスト削減となる
補正額:約3.2億円の増額
内容
- 市立ひらかた病院で、令和6年8月に近畿厚生局による「施設基準等に係る適時調査」(国の保険医療機関に対し施設基準等の届け出内容を調査・確認するため定期的に実施される調査)が実施された。
この度の調査にて、「緩和ケア病棟における施設基準の届出要件を満たしていない期間がある」との指摘があり、不適切なものがあればすでに支払われた入院料を返還するよう命令を受けた。自己点検作業を行い、返還額を確定したため、速やかに各保険者および個人への返還を行う。
議員の主な質疑(要旨)
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詳しい内容は?
⇐ 急性期一般入院料の看護師配置要件は、看護職員(看護師、准看護師)となっており、緩和ケア病棟においても同様との間違った認識を持っており、准看護師を一定期間配置していた。 -
改善策は?
⇐ 今後は、診療報酬の請求及び施設基準の届出事務に複数名の担当者を配置し、相互にチェックを行う体制とする。また、専門的な知識を有する第三者による勉強会の開催など、職員の施設基準に対する理解を深める取り組みや、施設基準管理士などの資格取得に向けた支援などの人材育成に取り組む。 -
個人の対象者への返還のお知らせは?
⇐ 対象が約450人で、緩和ケア病棟の患者さんであるので入院時の緊急連絡先に連絡を取り、個別に変換方法を調整する
内容
- 公示送達の方法を見直す
- 特定親族特別控除額を所得割の納税義務者の所得控除の対象とする
- 加熱式たばこに係るたばこ税の課税標準の特例を定める
議員の主な質疑(要旨)
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公示送達の内容は?
⇐ 居所が不明な相手方に対して、公用掲示板に書類を掲示することで、その書類が相手方に届いたものとして扱われる手続き。住所や就業先が不明な場合、通常の送達では手続きを進めることができないため、この公示送達が利用される。 -
インターネット上で見られるようになる?
⇐ プライバシーの観点で現在国で検討されている(改正民事訴訟法)。その動向等を確認しながら進めていく
2025年6月13日、令和7年6月定例月議会初日でした。事前には聞いていましたが、市長が欠席する異例の本会議。淡々と審議か進みました。ちょっと言いたい!と思う場面もありましたが、立場もあり。。。。引き続き、一人ひとりが笑顔になる政策かどうか?ということを常に心の芯に置きつつ、他の議員の言葉にも耳を傾けつつ、役割を果たしてまいります。