市民を笑顔にする市役所庁舎?市民を笑顔にする観光施策?〜5/31枚方市議会 総務委員協議会

枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

 5月31日、枚方市議会「総務委員協議会」に委員として出席し、発言して参りました。 

 私の質問の一部とその趣旨を掲載します。(実際の口語からは、少し変更しています)

 

 

 

 

 

 総務委員協議会 案件 
  1. 新庁舎整備基本計画の策定等に向けた取り組みについて
  2. 幼児療育園跡地の活用について
  3. 市立枚方宿鍵屋資料館の指定管理について

 

案件の概要は、こちらの記事に記載しました。

 

 

 

1.新庁舎整備基本計画の策定等に向けた取り組みについて

 今年度、庁舎位置の確定に先んじて、新庁舎の機能等を効率的に検討していくため、「(仮称)枚方市新庁舎整備基本計画」(以下「基本計画」)の策定に向けて、市民アンケートやワークショップ、有識者への意見聴取、現庁舎の執務環境調査、並びに、求められる機能等の検討に係るスケジュールのほか、基本計画で示す主な項目などを報告する。

 

 

 

案件の詳細、他の議員の質問等はこちら⇒

 

 

 

市民が笑顔になる市役所とは?と考えることがもっと必要だ!

①ばんしょうの質問

新庁舎では、市民交流にも注力すべきだと考えるが、市の見解は?

 新庁舎の機能を検討していくとのことだが、市役所の役割は、長い間様々な手続きの窓口として存在してきた。しかし、デジタル技術の進歩により、一部の手続きはすでに庁舎に行かなくてもオンラインで完了できるようになってきて、対面での手続きが必要なケースもまだありますが、AIの進化により、今後はさらに手続きを市役所に行かずに済ませることができるようになるし、対面の考え方も変わるでしょうし、庁舎に求められる役割も変化すると予想する。

 今回の資料では、整備方針を決定するための主な方向性で挙げられているのは、10年後の必要最低限の機能のように思える。この中で私としては、他市の事例を見て、市民交流にも注力すべきだと考え始めている。このような機能を備えた新庁舎は、市民の生活を豊かにし、地域社会の発展に寄与することが期待できると考えるが、その必要性について、市の考えを聞きたい。

①市の答弁

市民の多様な活動を支援し、交流を促すような付帯機能等の整備についても必要と考えている

 今後のデジタル技術の進展により、これまで手続きのために来庁されていた市民の方が、来庁されなくとも手続きができるようになり、対面での窓口のニーズが低下することは、先進事例都市においても想定されており、市民の多様な活動や交流を育む市民交流機能の設置や拡充に取り組まれていることは認識している。

 本市においても、市民ニーズに合致した市民窓口機能等とあわせて、市民の多様な活動を支援し、交流を促すような付帯機能等の整備についても必要と考えている

 今後、基本計画の策定を進める中で、市民ワークショップや先進事例の研究、有識者への意見聴取などを行いながら、多様な市民交流に資する機能についても検討していく。

 

ばんしょうの視点

市民に喜んでもらえる、市民が笑顔になる市役所とは?と考えることがもっと必要だ!

 市民交流機能の必要性についても認識していただいており、今後、検討を行うということですので、それについては前向きに検討するよう念を押しておきました。。

市民を広く包摂できるような考え方が不十分ではないか?

 地方公共団体がやることは「最低のコストで最大の効果」として、「福祉の最大化」を目的としていかなければならないのですが、枚方市、枚方市駅前だからこそ、求められる必要な機能が何かあるのではないかと思います。市民の市役所ですから。結局、本気で考えないといけないことは、市民に喜んでもらえる、市民が笑顔になる市役所とは?と考えることではないでしょうか。市民を広く包摂できるような考え方が不十分ではないかと危惧しています。。

労働人口が減少する中、市職員が能力を最大限に発揮できる環境整備も必要です。

 また、これまで、庁舎の規模については、「枚方市新庁舎整備基本構想」や「新庁舎整備基本計画策定の考え方」などにおいて、できる限り小さくすることを目指すとされています。ただ一方で、そのスペース削減が目的化するなら、今後、検討される市民の交流機能を整備するためのスペースが中途半端になったり、執務環境が狭すぎて職員の能力を最大限に発揮できないのであれば、本末転倒であり、環境整備をしっかりとしてほしいと、要望しました。

 

 

 

関連するこれまでのばんしょうの発言

 

2024年3月15日 枚方市議会 代表質問

全員協議会では、一刻も早く新庁舎を建設しなければならないというのは、一致した議論だった

 

2023年6月12日 全員協議会

枚方市駅周辺を「健康・スポーツ」のまちとして再開発することで、市民みんなを今も未来も笑顔にできる!

 

 

 

 

 

2.幼児療育園跡地の活用について

 幼児療育園の跡地については、令和5年度よりプロポーザル支援業務委託を実施するなど活用に向けた検討を進めている。

 令和7年の大阪・関西万博を見据え、枚方市駅から枚方宿地域、枚方公園駅、淀川河川エリアを面で捉えた活性化に向けて取り組みを進めていく上で、当該跡地を枚方宿地域の賑わい創出拠点として活用していくため、今後、プロポーザル方式による提案公募により民間事業者の選定を行う予定であり、その実施に向けた取り組み及び市が実施する事項を含めたスケジュール案などについて説明する。

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枚方宿は「健康ストリート」として再活性化し、まちの笑顔、市民の笑顔に繋がっていく!

①ばんしょうの質問

どのような視点で事業者を公募、選定していく考えなのか?

 今の旧幼児療育園が、何らかの価値を創造しているとは言い難い状況ですので、取り壊すこと事態はよいことだと考えますが、改めて何のために、どのような状態を期待しての事業かというと、「エリアを面で捉えた活性化」と書かれています。このことを踏まえ、市は幼児療育園の跡地活用において、どのような視点で事業者を公募、選定していく考えなのか、確認しておく。

①市の答弁

空床補償をはじめとする補助金やコロナ診療の上乗せ措置の影響が大きい

 幼児療育園の跡地については、淀川河川エリアを含め枚方宿地域に多くの人々が訪れ周遊につながる拠点施設となるよう、募集要件や選定基準を検討している。

 具体的なイメージとしては、京街道の街並みにあったシンボリックな外観を有する建物には、飲食や物販、宿泊等の機能を、さらには、にぎわい空間として様々な活用が可能な広場などを想定しており、資料にイメージをお示ししているところです。

 引き続き、民間事業者による特色のある機能を備えた施設の提案が受けれるよう、効果的な周知方法等についても検討し、取り組んでまいります。

ばんしょうの視点

 確かに、複数事業者が手を挙げて頂かなければ、この議論の意味もなくなるかもしれませんので、よく宣伝をお願いしておきたい。

「観光で人を呼び込みたい」はいいけど、それは大阪市内と同じモノではない。

 観光で人を呼び込むためには、大阪市内にあるような施設ではなく、インパクトのあるモノや機能が必要ではないかと考えるますが、その一方で、多くの方が車で来られるようになれば、たちまち観光公害化することが想定されます。公共交通で、歩いて、ゆっくりと訪れてもらえるような施設が望ましいように考えられますが、そのような施設が賑い創出の拠点となるのか、周辺にお住いの方々もどう考えているかも含めて、5年後、10年後のイメージが、結果的になんとも中途半端なモノになっているのではないかと危惧しています。

 今回は、民間のノウハウを活かすことを前提で、プロポーザル方式による公募を行っていくわけですから、民間事業者がそういった現実を踏まえた上での大胆な提案ができるような取り組みを展開していくよう要望しました。

 

枚方宿は「健康ストリート」として、まちの笑顔、市民の笑顔に繋がっていくことを想像しています!

 私としては、市民が日々なのか毎週なのか、歩いて楽しむまちとしての枚方宿があり、そこでの運動とふれあいが生まれることによる「健康ストリート」として、まちの笑顔に繋がっていくそんなイメージで考えています

 

 

一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

 今回の総務委員協議会の私の発言をまとめました。笑顔、笑顔、笑顔。市民一人ひとりを笑顔に!サステナブルに!との思いでまちづくりを考えたい。